差別化のためのコンセプトの表現方法

コンセプトの基本概念や例えばの例として、NPCの一点集中突破型コンセプトをご紹介しました。

ここではその決定したコンセプトをどうやって端的に表現し、差別化を図っていくかを考えます。

 

差別化のためのコンセプトの表現方法の考え方は、大きく3STEPです。

①決定した対象とする顧客(クライアント)を必ずぶらさない=再確認

②顧客(クライアント)を獲得できるポジションニングを明確にする

③ポジショニングを一目でわかるキャッチフレーズに変換し表現する

そして表現するキャッチフレーズの3つのポイントは

①専門(店)型になっているか

②顧客(クライアント)にとってのメリットが訴求されているか

③定量的表現になっているか

 

士業を例にしてみると(あくまで例えです)、

「顧客500社の助成金獲得実績を武器に、雑収入増加で貴社の経常利益を5%上げる、福岡市の社労士○△□です」

①専門(店)型キーワード・・・助成金獲得、雑収入増加、福岡市(地域)

②メリット訴求キーワード・・・雑収入増加、5%上げる

③定量的キーワード・・・500社、5%(数字が入っている)

 

NPCの場合

「30年の実務経験と実績を武器に、『共創戦略MAP』で貴社のKPI(重要成果指標)を100%達成する、福岡市・北九州市の中小規模のフードビジネス専門のコンサルティング会社です」

①専門(店)型キーワード・・・共創戦略MAP、福岡市・北九州市、中小規模のフードビジネス

②メリット訴求キーワード・・・KPIを100%達成

③定量的キーワード・・・30年、100%

※自分なりに考えたキャッチフレーズで効果のほどは・・・ですが

 

事業コンセプトを決定したら、どうやって一目で分かるキャッチフレーズに転換するかが大切です。

フードビジネス、飲食店経営においても、顧客にうちのお店はどんなお店かを屋号だけでなく、ぱっと分かるキャッチフレーズで表現することは簡単なようで難しいです。

しかし、考え抜かれた折角の売りの商品やこだわりが伝わらないことのほうが、はるかに勿体ないので是非取り組んでみてください。

 

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※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。