戦略的・創造的な思考に必要な6つの力
「戦略的・創造的な思考」を身に付けるには必要な「力」があります。
それは、生まれながらに備わったものでもなく、組織に属すれば自然と身につくものでもありません。
やはり、「力」として身につけるには、そのために必要な学習の6つポイントがあります。
その6つのポイントとは、
1.フレーム「力」・・・・・・状況を的確にとらえるフレームを設定する「力」
2.情報「力」・・・・・・・・有用な情報の整理と読み込む「力」
3.ロジック「力」・・・・・・アイデアを形にしていき、明快に構想する「力」
4.代替案「力」・・・・・・・これしかないではなく、いろいろな案・組み合わせを案出する「力」
5.価値判断基準「力」・・・・意思決定の物差しとなる価値判断基準を明確にする「力」
6.コミットメント「力」・・・成し遂げる(やりきる)「力」
です。
2.の「情報力」・・・有用な情報の整理と読み込む「力」のポイントは、まず整理する「力」です。
いわゆる整理する「力」とは分ける「力」のことです。
すなわち、「分ける」と「分かる」ということです。
「分ける」と、元データや意見などを分類するだけで分かりやすくなります。
数多あるデータや情報を、簡単に言えばカテゴリーに分類したり、マトリックスに置き換える習慣です。
さらに慣れてくると、「分け方」が工夫されて変わってきます。
「分け方」が違うと「分かり方」が違ってきます。
次に読み込む「力」です。
データを読み込んで、何を読み込むかが大切です。
「何を」にはもちろん知恵や知識(ナレッジ)が必要となりますが、気を付けたいことは、人間は「バイアス」がかかることです。
「バイアス」とは、一般的に偏見をもたらす障害物と訳されますが、「バイアス」がかかると何を読み込むかに個人的な偏りが生じます。
読む込む際には、「バイアス」がかかっていることを認識し、正しい読み込み方を意識しなければなりません。
この6つの「戦略的・創造的思考」に必要な「6つの力」をもって、戦略を立案していきます。
個人的な「バイアス」がかかったり、これしかないなどと代替案が出てこないことを防ぐためにも、経営者や経営幹部だけが考えるのではなく、「共に創る」ことが、「戦略MAP」の基本です。
共創戦略研究所では「共創戦略MAP」を上記の思考回路で、プロジェクト参加者全員で創り上げていくので実行力が高く、早く成果が出ます
中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営においても、経営者や経営幹部だけの戦略策定ではなく、従業員が向かうべきベクトルを合わせ、「共に創る」戦略が今求められています。