戦略明確化、実行、継続の最強ツール「共創戦略MAP」
人は自分の見たいものしか見ません。
また、人は自分の考えていることしか実行しません。
巷にはビジネスをはじめ、各分野で成功者による書籍やセミナー、講演で溢れています。
しかし世の中が成功者で溢れることはありません。
なぜならば、人は他人の一部分の模倣は出来るものの、他人の考えを100%実行することは出来ないからです。
従って、自分の考えていることが実行度の高い裏返しになります。
経営者やオーナーは自らが培ってきた経営に対する素晴らしい戦略を必ず持っています。
持っていなければ今現在、会社は存在していません。
しかし、多くの中小規模の会社や小規模事業の経営者は、その独自の戦略やノウハウを形として整えることが非常に苦手です。
戦略システムは数多くの理論や実践形式が世の中にあります。
しかし、より簡単な「戦略MAP」が中小規模の特にフードビジネスには適していると思います。
ベースはBSC(バランス・スコアカード)の概念や4つの視点でありながら、そのコアである「戦略MAP」が適しています。
目的は戦略を作成することではなく、実行することですから。
小難しい概念に振り回され、作成に時間をかけて、実行の難易度が高くては仕方ありません。
また、フードビジネスを取り巻く環境は、外的要因の影響を大きく受け、移り行くトレンドの変遷が早い業界なのですから。
「戦略MAP」は、BSCの4つの視点の因果関係による単なるロードマップではありません。
4つの視点、4つの経営領域による戦略の上に、より根本的な経営理念、企業理念、経営方針が前提条件として、いつでも再確認できる構造だからです。
会社が利益を上げるのは何のためか、会社は一体何のために存在するのか、5年後10年後の会社のあるべき姿は、という経営者の思いを皆で体系化して描くのが「戦略MAP」です。
人は自分の考えていることしか実行しません。
しかし自分の考えであるからこそ、実行度合いも高くなります。
経営者の自分の考えである経営理念、企業理念を社内に浸透させ、将来のビジョンを達成するには、細部に至るまで絵を描かず、その細部は従業員を巻き込んで、「共に創る」共創戦略MAPが中小規模のフードビジネスを変革していきます。