4つの成果領域での代表的な目標例
以前、自社の事業(業態やお店)の成功要因=重要な推進力を書き出してみることをおすすめしました。
将来の「共創戦略MAP」を作成する上で、現在の自社のビジネスモデルを確認する必要があるからです。
その際、書き出してみる小項目を、BSC(バランス・スコアカード)の4つの視点をベース(参考)に区分していました。
今回の「4つの成果領域での代表的な目標例」は、書き出した「自社のビジネスモデル」の参考となる回答例で、ここではBSCの4つの視点で分類しています。
大体以下のような目標が、現在の自社のビジネスモデルで設定されていたならば、事業成功の要因になっているのではないでしょうか。
1.財務の視点
①収益の成長と新商品やサービスの組み合わせの観点
既存商品や既存サービスでの戦略目標、新商品や新サービスでの戦略目標、市場開拓に関する目標など
②原価低減と生産性の向上に関する目標
収益性の向上目標、コスト削減目標など
③BS(バランスシート)の改善目標など
2.顧客の視点
①顧客の視点における成果の目標
市場占有率、顧客定着率、顧客の獲得や満足に関する目標など
②顧客への価値提案に関する目標
商品とサービスのイメージ(=商品市場戦略)の特徴、顧客との関係や評判に関する目標など
3.内部業務の視点
①イノベーション・プロセスに関する目標
新商品売上高の割合、主力商品売上高の割合、商品生産プロセスの能力、次世代商品の開発に関する時間など
②オペレーションプロセスに関する目標
品質(歩留まり、失敗率、スクラップ率、返品率など)、リードタイム、コスト、サイクルタイムなど
③アフターサービスプロセスに関する目標
4.学習・革新の視点
①従業員の能力に関する目標
従業員満足度、従業員の生産性など
②組織的学習能力に関する目標
組織文化の特徴(戦略浸透度、モチベーション、エンパワーメントなど)、情報共有や知的財産の開発に関する目標など
③環境、コンプライアンス関係の目標
上記はあくまでも参考となる回答例で、あくまで参考程度にとどめておいたほうが自社らいし目標設定ができると思います。
(また中小規模のフードビジネスの飲食型・物販型、製造型にも当てはまるような表現を出来るだけしています)