属性による人財類型の区分②
属性による人財類型の区分①に引き続き、職務の領域が総合的か専門的か、影響の領域がチームレベルか組織レベルかによって分類した、6つのうち次の3つの人財類型は、
4.クラフトマン人財
①定義
上位者の指示に従い、規定された業務範囲において、正確性、効率性、迅速性を追求する人財
②主要な役割
指示された業務やそれに付随する業務を期限を守り、期待される品質で遂行すること
5.スペシャリスト人材
①定義
どのような状況であってもユニークなアイデアを提供し、将来当社に必要な仕事や事業のあり方を自由に考え、真っ先に挑戦をする人財
②主要な役割
時代の潮流を読み、商品・サービス・オペレーション上で今当社が取り組むべきことを、社内で公式な指示が出る前から個人的に興味関心を持って先取的に取り組むこと
6.クリエイター人財
①定義
その専門性は注目を集め、顧客からの評価も高く業界全体における当社の価値を高めていく人財
②主要な役割
専門的な見地から現在のパラダイムを転換する創造的な発想やアイデアを打ち出すこと
に分類されます。
得点をつけスコア化すれば、スーパーバイザー人財、マネジャー人財、リーダー人財、クラフトマン人財、スペシャリスト人財、クリエイター人財のうちどれに当てはまるのかが判定できます。
・特定される人財像はどれなのか
・期待できる人財像はどれなのか
勿論、重複して判定される場合もあるでしょう。
福岡市・北九州市の商圏だけでは当然人財の母数は限られます。
福岡以外からも幅広く人財を求めなければ、日本社会の構造上、全体の母数も限られているのですから。
中小規模のフードビジネスでは労働力不足は勿論、将来の優秀な幹部候補の人財も不足しています。
自社内で育てるか、外部から補強するかはどちらが正しいのではなく、各社がおかれている状況により優先順位が変わるだけです。
どちらが先なのか、どの人財が不足しているのか。
人財育成も「実行の質とスピード」が求められ、その為にも人財の役割をしっかり把握することが大切です。