福岡市でフードビジネスに参入する場合①-HP

福岡市・北九州市の中小規模のフードビジネスにおいて、今回は具体的な例として、「福岡市で開業予定のパン屋さん」を設定してみます。既に既存事業の場合も同様です。

「パン屋さん」という事業を起業するわけでが、「業を企てる」という企業でもあります。

経営学でいう企業とは、一般的には資本主義社会の中で経済的活動を行う事業主体と定義されています。

その原則として、

何らかの財またはサービスを提供すること

営利性を追求すること

の2つが基本的な行動基準となります。

 

この「パン屋さん」を起業する場合、法人(株式会社)なのか、個人事業主なのかここでは関係ありません。

あくまで「福岡市のパン屋さん」であり、個店とします。

顧客の視点に立てば、その「パン屋さん」が法人格であろうが、個人事業主であろうが多少の興味があるにせよ、「売れるか否か」には関係がありません。

 

開業のために、事業を運営する上でMUST(やらなければならない)手続きなどを済ませたら、起業する「パン屋さん」という事業をより発展させるために不可欠なことがあります。

自店のホームページ(以下HP)を創ること

WEBによる集客の仕組みを創ること

私は、HP制作会社でも、WEB集客の専門家(コンサルタント)でもありません。

ここではなぜ必要かという考え方であり、決して技術的なテクニック論ではありません。

まず、HPに関しては、自分の事業が特に飲食店や物販店など、一般のお客様を顧客とする場合、ホームページがどれだけ活用できるかで「新規客の獲得率」が格段に違います。

 

留意点として、

1.ホームページの制作は必ずプロの業者に依頼すること

たとえ多少の知識があったり、技術があっても自身で制作してはいけません。

その時間は別のことにあてるべきで、あくまで出来映えが大切だからです。

 

2.イニシャルコスト(開業前経費)として30万~50万円を用意すること

50万も出せばかなり洗練されたHPが出来ます。

総投資予算の中にこの経費を計画し、足らなければ捻出するしかありません。

仮に愛煙家なら、我慢して1日1箱の煙草を止めれば、440円×365日=160,600円、2~3年で投資回収できます。

 

3.自身では制作しませんが、業者任せにしないこと

業者が制作できるのはデザインなどのアウトラインのみです。

あくまでもイニシアチブ(主導権)を自身でとり、「コンテンツ」を充実させることです。

魅力あるコンテンツは、自身でしか決してできませんし、このコンテンツができないようでは屋台骨の「事業コンセプト」がぼやけている証拠です。

先程、別のことにあてるべきといった理由は、すべき仕事は魅力あるコンテンツの立案だからです。

 

ホームページは、24時間×365日働く広告担当者であり営業マン、上記の2つの行動基準を基に、決して不平不満を言わず、サービス残業の心配も要らない頼りになる道具です。

最低でも開業の3か月前には、コツコツと地道なコンテンツの表現方法に取りかかるべきです。

 

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※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。