福岡市でフードビジネスに参入する場合②-ブログ代用

福岡市・北九州市の中小規模のフードビジネスにおいて、具体的な仮の例として、「福岡市で開業予定のパン屋さん」を設定して起業前にしておくべきこと(MUST)を述べました。

一つは、自店のホームページ(以下HP)を創る事でした。

 

自分の事業が特に飲食店や物販店など、一般のお客様を顧客とする場合、ホームページがどれだけ活用できるかで「新規客の獲得率」が格段に違います。

1.ホームページの制作は必ずプロの業者に依頼すること

2.イニシャルコスト(開業前経費)として30万~50万円を用意すること

3.自身では制作しませんが、業者任せにしないこと

が留意点でした。

 

例えば、「どこかに美味しいパン屋さんはないかな?」と思えば、多くの人はパソコンやスマートフォンを使ってインターネットでお店を探すことは至極当然なことです。

その時に、自分のお店のホームページがないことは、味や品質に自信があってもお客様には検索されず、その他大勢のパン屋さんと同様に埋もれてしまい、折角のお客様を逃すことになります。

 

とはいっても、HPの制作には30万~50万円はかかると言いました。

そこでどうしても経費が捻出できなければ、最初のうちは無料のブログサービスを利用し、簡単にテキストや画像をインターネット上に公開し、自店を知ってもらうという手はあります。

「ブログ」とはインターネット上の「日記」のようなもので、情報発信するには現在欠かせないものかもしれません。

 

ここでホームページとブログの主な特徴を比較してみると、

【ホームページ】

①制作料金・・・・業者に頼むと30万~50万円

②制作期間・・・・概ね最短で1カ月程度

③管理・・・・・・手間がかかる

④レイアウト・・・自由

⑤顧客目線・・・・目的別(カテゴリー別)に情報「コンテンツ」をまとめられるので見やすい、伝わりやすい

⑥信頼度・・・・・安心感があり、高い

 

【ブログ】

①制作料金・・・・基本無料サービス

②制作期間・・・・ネットに不得手な人でも概ね1日でできる

③管理・・・・・・不得手な人でも簡単にできる

④レイアウト・・・制限がある

⑤顧客目線・・・・各記事のカテゴライズはでき日付順にも並ぶが、情報はまとめられない

⑥信頼度・・・・・あくまで日記やコラムの記事としての延長で、スパム的なものも乱立しやや低い

 

資金にどうしても余裕がなく、ブログで代用することに問題はありませんが、本業はネットからの収入でなく、お客様に安心感と信頼を与え、起業するパン屋さんに直接来て頂くことです。

ブログはブログとして他のSNS同様に必要な武器になりますが、充実した「コンテンツ」をレイアウトするHPは「顧客」獲得の大きな武器と言えます。

【関連記事】

福岡市でフードビジネスに参入する場合①-HP

共創戦略研究所でコンセプトを押さえる訓練と習慣化

【前回記事】

業績評価を主体にすると失敗する組織運営

※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。