フードビジネスでの議論の場が荒れたらどうするか?
「論理的思考」である「ビジネスシンキング」の5つ目は「三角ロジック(演繹法と帰納法」でした。
「三角ロジック」とは、仮説を作り上げていく際の、論理的な道筋の形式のことでした。
中小規模のフードビジネスにおいて、会議体やプレゼンテーション・交渉の場などで、議論がかみ合わず、場が荒れるケースが良くあります。
こういう場面では論理展開がうまくいっていないと、相手の理解を得ることは難しいです。
この論理展開とは、複数の情報を結び付け、一つの結論に導いていくまでの過程のことを言います。
この論理展開のパターンは「演繹法」と「帰納法」の二つしかありません。
「演繹法」とは、「一般原理から一つの事柄を推測する」パターンの論理展開のことです。
「ある事実」➡「一般原則」➡「結論」
となります。例えば、
➡福岡支社の社員は組織変革指向である(一般原則)
➡Aさんは福岡支社の社員である(ある事実)
➡従って、Aさんは組織変革指向である(結論)
一方、「帰納法」とは、「一つ一つの具体的な事柄から一般的な原理を導き出す」パターンの論理展開のことです。
「ある事実①」「ある事実②」「ある事実③」➡「結論」
となります。例えば、
福岡支社のAさんは組織変革指向である(ある事実①)
福岡支社のBさんは組織変革指向である(ある事実②)
福岡支社のCさんは組織変革指向である(ある事実③)
したがって、福岡支社の社員は組織変革指向である(結論)
最後の6つ目は、「ディベート」です。
「ディベート」とは、肯定と否定に分かれて議論し、その論理的優劣を競うゲームのことです。
「ディベート」は、ルールに基づく討論を通して真理の探求を目指すものであり、、詭弁や揚げ足取りによって相手を打ち負かしたり、騙したりするものではありません。
問題解決のための重要な論点について、肯定側と否定側の両方の立場から正々堂々と議論をぶつけ合うものです。
また、「ディベート」は一般的に討論の場面だけを指しているように思われがちですが、本来は問題解決から意思決定までを範囲とした問題解決プロセスの全体を指しています。
そのフローは、「①問題発見➡②論題設定➡③調査➡④議論構築➡⑤試合➡⑥意思決定」というものです。
中小規模のフードビジネスや特に個人の飲食店経営において、6つ目の「ディベート」は社外講師による研修でもない限り、なかなか経験は出来ないと思います。
しかし、大切なことは論理的思考であって、上記フローの⑤試合はないにしても、問題発見から意思決定に至るまでには、議論なくしては真理の探究は出来ません。
【関連記事】
【前回記事】
※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。