福岡市でフードビジネスに参入する場合⑥-考える時間

福岡市・北九州市の中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営のおいて、例えば「福岡市で開業予定のパン屋さん」を題材にしたコラムからヒントが得られればと思っています。

個人のパン屋さんにしても、「マーケティングを活用して、顧客獲得を成功さる」事が大切でした。

「マーケティング」は、お金をかけて行う「プロモーション=販促活動」とは違い、ターゲットとした「お客様との関係性」を築き、将来の「ブランディング」つながるための手段でした。

 

そのための準備として、開業(企業)前に是非取り組んでおくことがこの題材のテーマです。

フードビジネスに限らず、開業後(起業後)の貴重な経営資源は「時間」です。

独立開業した瞬間から「考える時間」がなくなります。

開業してしまうと、否が応でも開業前に考えていたこととは別次元のことで頭がいっぱいになります。

それは、日々の売上高であったり、資金繰り(支払)であったり、人の手配であったり、日々のオペレーションであったり。

だからこそ、開業前に集客や販促に関してはきっちり準備しておかなければなりません。

(特にパン屋さん等であれば、一般的な飲食店に比べ、変則的な時間制約がある業態です)

 

そこで、開業までの限られた「時間」の中で、効率的に集客の準備をしなけれななりません。
フードビジネスにおける集客の重要なポイントは、「お客様との関係性」の構築で、その「関係性」とは、お客様との「信頼関係」です。

この「関係性」を意識した顧客獲得の仕組みを開業前に作れるかどうかで、開業後の成果(売上高)は大きく変わってきます。

関係性が構築できれば、仮に立地が悪くても、行列ができるお店になります。

逆に、お客様との関係性が寸断されていれば、販促直後のオープン景気の時は別にしても、安売りでもしない限りはお客様が来店しなくなるというケースが多くなります。

 

「お客様との関係性」を「信頼関係」というと、それは当たり前と言われると思いますが、開業後のFACE TO FACEではなく、それを開業前から構築しようとするとそう簡単ではありません。

そこで、①ホームページや②WEBによる仕組み作り が注視されるのです。

 

ただ、WEB上の関係性の構築が、ホームページ等へのアクセス数増加と捉えているならば、それは大きな間違いです。

勿論、アクセス数やお問い合わせ件数は大切です。

しかしながら、これらを増加させても、実際にお客様にご来店して頂かなければ、直接売上には結びつきません。

ご来店から売上に結びつくために、「お客様との関係性」が重要になってくるわけです。

だからこそ、開業後の「考える時間」が無くなる前に、WEBで集客できるように、今後お客様になるであろう見込み客に対して、開業前に関係性を構築する仕組みを創る必要があるのです。

 

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※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。