福岡市でフードビジネスに参入する場合⑮-進化論
例えば「福岡市で開業予定のパン屋さん」を題材にしたNPCコラムのテーマは、(1)ホームページ(以下HP)と(2)WEBによる集客の仕組みを「開業前」に準備する必要性でした。
開業前(直前)のオープニングの折込チラシや、ポスティング、街頭での手配りチラシも勿論効果があります。しかし、配布後の一定期間しか効果がない場合が多く、クーポンハンターの一度きりの利用になる場合も多々見受けられます。
かかる時間と労力とコストからすると、その「費用対効果」はいかほどでしょうか。
また、一度きりのクーポンハンターたちは、一種の中毒者と同じで、値引きのチラシが入るまで気長に待ち構えています。
従って、値引きがないと来店しません。
「開業前」にHPを用意し、そこにこれから開業するパン屋の情報が魅力が満載されており、訪れれば誰もが開店したら一度行ってみようと思っているとします。
さて、ここからはテーマの(2)WEBによる集客の仕組みづくりに触れていきます。
この仕組み部分に該当するWEBツール、いわゆる「ソーシャルメディア」となります。
飲食業でも「ソーシャルメディア」を活用しなくてはいけないのかと思われる方に、理由はたった一つです。
それは、「顧客との接触頻度(回数)」を増やすことができるからです。
詳しい理論は抜きにして、WEB上で「見込み客」との「接触頻度」を増やすことで、「お客様との関係性」を短期間に構築できるようになります。
とはいっても、「ソーシャルメディア」と一口に言っても、さまざまな種類があります。
ここでは、飲食業が気軽に取り組めて、成果につながりやすい3つのツールを取り上げます。
既に普及は進み、個人的にも活用されている方も多い代表的3種類です。
1.ブログ
2.Facebook
3.Twitter の3つです。
このソーシャルメディアの最大の特徴は、双方向の交流が可能であるということです。
しかし、個人的な「人間性」アピールではなく、あくまで商用「専門性」です。
中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営において、フードビジネス、飲食業を取り巻く環境は大きく変化しています。
参入障壁は低く、競合相手(ライバル)は増える一方で、肝心の顧客(お客様)の絶対数は減る一方です。
この変化に対応していく為には、面倒くさいと思われる「マーケティング理論」も自ら学び、そこから考えられる具体策は愚直なまでに実践することが生き残っていく道だと考えます。
かの有名な「ダーウィン」の言葉はもはやビジネスの世界で、当たり前に適用されるようになりました。
「生き残れるのは、変化に対応できる者」
そのためには、これまでのやり方を踏襲すだけではなく、学びを深め、「変化」を恐れず、新しいやり方に挑戦していくことが大切になります。
ちなみに、第⑨回―実例でお伝えしたパン屋さんは、本日から納品が開始されたそうで何よりです。
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【前回記事】
※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。
【新着情報】2016年12月6日