フードビジネスにおいて、二の矢、三の矢を考えているか
企業(会社)は、指をくわえて見ているだけで、自社の「経営革新」を待っているわけではありません。
経営者はその英知をふり絞って、自社の「経営革新」を日々本気で考えています。
ただ経営者は、様々な「経営革新」の施策を講じてきましたが、どれも本当に効果があったのか疑問なだけです。
どの経営者も、現在の経済環境の下、大ナタを振るってでも改革をしなければならないと感じています。
「経営革新」を推進する際に、「切り札」とか「即効薬」とか言われる、すぐに結果を求めてしまう考え自体がまず間違いです。
使い古された表現ですが、「継続は力なり」ということがやはり大事になってきます。
それを支援する「仕組み」は、当社にとって何なのかを真剣に考えなければなりません。
「経営革新」には起点も終点も存在しません。
常に「経営革新」の意識を持ち続け、推進し続けなければなりません。
そのために必要なことは、以下の3つです。
1.「経営革新」に関して経営者、経営幹部に強固な意思はあるか
2.全社的な諸課題を構造的に可視化しているか
3.「経営革新」のための企画や立案が、実行に移されている場合、その可視化や構造化(仕組み)があるか
です。
「のど元過ぎれば・・・」的な一過性の経営者の大号令に左右されず、常に革新の方向性を全社一丸となって可視化していくことが必要です。
常にフレッシュな感覚と危機感の継続に寄与するとともに、「経営革新」の進捗状況やその成果、また新たに発生した問題の課題点を、皆で把握でき取り組んでいけば、「全体最適」的な施策が遂行されるはずです。
成果のある「改善施策」とはその根本に、全従業員の企業DNA(企業遺伝子)があり、「経営革新」とはその企業DNAに基づく、さらなる「企業風土の刷新」に他なりません。
その中で、「戦略MAP」は「企業戦略」を可視化しつつ、その進捗状況をKPI(重要業績評価指標)というメジャーメントで計測し、目標の達成に向けて、従業員のアクションを喚起継続し、結果として企業の「経営革新」に直結するツールの一つです。
中小規模のフードビジネスにおいては、「経営革新」の旗印を掲げた場合、障害に遭遇したら、そのリカバリーや、次の二の矢、三の矢を放つということができているでしょうか。
最初から、次に何をなすべきかを具体的に描いておけば、最初の障害に遭遇しても、次なる一手が出てくることが非常に大切です。
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【新着情報】2016年12月23日