共創戦略研究所でコンセプトを押さえる訓練と習慣化
一般に、「コンセプト」という言葉は、ビジネスの世界においてその使われ方はそれぞれ別として、日常茶飯事的に登場する常套句の一つです。
「コンセプト・・・consept」
1.概念
2.意図、構想、テーマ
と一般的には定義付けられているようですが、解釈は人によって違い、様々な場面で広義に使われています。
例えば「事業計画のコンセプトは?」という切り口では、基本形として、
①何を
②どこで
③誰に
を明確にすることが一般的です。
ほんの少しだけ掘り下げてみると、
①何を・・・・・商品
②どこで・・・・エリア
③誰に・・・・・規模や属性
④どうする・・・オリジナリティ
という風に変換されていきます。
更に深堀りされると「6W2Hで考える」という拡がりをみせていきます。
ご存知のように、「6W2H」とは、物事を正確に伝える際に用いる8つの要素(確認事項)で、
1.Who・・・・・・誰が
2.Whom・・・・・誰に
3.Where・・・・・どこで
4.What・・・・・・何を
5.Why・・・・・・なぜ
6.When・・・・・いつ
7.How・・・・・・どのように
8.How much・・・どれだけ(いくら)
です。
「コンセプト」とは、「概念、意図、構想、テーマ」という定義を超え、事業計画の骨子のみならず、マーケティングにおいても商品開発においても業態開発においても、幅広く広義に渡って使用される言葉となりました。
正しい使い方とかではなく、必要な要素をその場面場面で押さえる訓練と習慣化が、中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営においても必要です。
そうでなければ、折角の素晴らしいアイデアも「ひらめき」でなく、単なる「思いつき」になってしまうからです。
結果、その夢や挑戦目標は構築中に空中分解したり、将来の不採算事業に陥ってしまいます。
飲食業を展開する多くの会社では、カリスマ経営者と呼ばれる創業者が築き上げた事業・業態・店舗があります。
そのスタートは明確な「コンセプト」という定義ではなく、いわば肌感覚のような創業者が持ち合わせる嗅覚、才能、資質で事業が成り立ちました。
しかし、多くの従業員と事業を永続的に継続していくには、事業展開の「コンセプト」がぼやけていては更なる成長は見込めません。
「共に創る」を軸足に、「共創戦略MAP」の作成及び実行するプロジェクト=「共創戦略研究所」では、それぞれの企業(会社)の独自性のある「コンセプト」を再確認し、場合によっては再構築して戦略の策定の支援を行っていきます。
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※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。