属性別の傾向③-自己内面属性の特徴-

属性別の傾向①②に引き続き、組織全体に一定の成果をもたらす要素を、様々な組織の人財を調査することによって発見し、その因果関係に焦点をあてた分析の結果、確認された次の「自己内面属性」とは、

 

⑳大志

事業を革新し、大きく飛躍するような夢を描き、自分の大成を信じ、それを実現することに自信を持っていること

㉑参画

組織の成功のために、必要な成果を生み出すことに責任を持って取り組み、仕事に対して高い所有感があること

㉒決断性

決断が求められる時、現状の利害損得を超えて将来の価値を創造することを見越し、思い切りの良い意思決定を行うこと

㉓エネルギー

どのような状況であってもストレスを感じずに、長い時間継続して仕事に労力を費やすこと

㉔イニシアティブ

仕事に何が求められるのかを自分で考え、自立的に行動すること

㉕誠実性

モラルの面で、義理や人のしがらみにとらわれず、組織や職場で筋の通らないことや悪い習慣を改めるように行動すること

㉖楽観性

どのような状況でも慌てず、騒がず、周囲を落ち着かせたり明るい気持ちにさせ、最高の結果が得られるようにあらゆる手を尽くして、楽観的に行動すること

㉗粘り強さ

難しい状況に直面した時、他者から不可能だという反応が出ても、他者に状況を克服できる可能性を説きながら、挑戦的な気持ちを持続させて、引き下がらない姿勢を示すこと

㉘回復力

過去の失敗や挫折によって失った自信を回復しようと思うが、一定の時間をおいて、自信を回復してから再び挑戦しようと思うこと

㉙自信

メンバー相互の能力が様々に発揮され、相乗効果を生み出すことが楽しく感じられ、仕事をする時にはそのことを常に期待していること

㉚自己統制

自分にとって好ましくない状況、嫌な状況になってくると、冷静さを保とうと努力するが、時として慌てたり、感情的な軋轢を感じることがあること

㉛自己定義

どのような状況でも組織のミッションやビジョンを考慮し、その時々に必要な相互の役割を見出し、その中で自分と他のメンバーの存在価値を認め合い、相互の仕事の幅を広げるように活動していること

㉜自己理解

自分の行動や考え方の背景にあるものの見方(メンタルモデル)や姿勢、態度とそれに影響を与えた過去の出来事などから、現在の自分をより深く洞察していること

 

属性別の傾向④-動機属性の特徴-