共創戦略MAPはシナリオやストーリーを可視化する
「共創戦略MAP」とは、「戦略MAPを共に創る」ということです。
共に創るとは、
①経営者と経営幹部の場合
②経営者と従業員の場合
③経営幹部と従業員の場合
④経営者一人の場合、コンサルタントとともに
①~④はあくまでも組み合わせの例ですが、いずれにしても自分一人の頭の中で考えることはありません。
もともと経営戦略や戦略のシナリオがない経営者や経営幹部はいません。
従来、戦略のシナリオは経営幹部の頭の中には必ずあります。
しかしその戦略のシナリオは可視化されず、仮に可視化されてもその道筋(因果関係)が明らかでないものが
多いからです。
戦略シナリオと言わず戦略MAPとしたのは、シナリオを一目で分かる道順や海図のように分かりやすく可視化させるためです。
3Cと呼ばれる
①ストラテジー・・・戦略
②ストラクチャー・・・構造
③システム・・・制度、仕組み
は取り巻く環境に合わせて変わっていく、変えていかなければなりません。
複雑化する戦略をいかに分かりやすく可視化することが大切です。
人間はミスをします。
①分かっていてミスをすることは、不安全行動です。
②うっかりミスは、ヒューマンミスです。
戦略を分かっていてミスする不安全行動は、戦略が明確に伝わっていない場合に起きます。
分かっていたつもりというケースで、多大な損害を生む命取りのケースもあります。
戦略が単に経営者の大号令や、その場その場のひらめきという名の思いつきで終わらないように、最低限シナリオやストーリーがなければなりません。
そのシナリオやストーリーを可視化し、従業員が不安全行動しないようにするのが戦略MAPです。
その戦略MAPを「共に創る」ことがベスト・プラクティスを超え、ネクスト・プラクティスにつながります。
中小規模のフードビジネスや個人飲食店にこの「共創戦略MAP」は必要です。
なぜなら、フードビジネスのプロフィット(利益)は顧客で、会社は顧客(お客様)の満足を創造し続けなければなりません。
経営者一人、ごく一部の経営幹部の頭の中では描く戦略には限界があるということです。