企業(会社)を成長させる一連の枠組みと概念
企業(会社)経営とは、「経営戦略」を具体的に展開することです。
「経営戦略」とは平たく言えば、企業(会社)の今後を方向付ける「指針」のことです。
企業経営論的には基本、経営は「経営戦略」と「経営管理」に分かれます。
社内に経営企画室と経営管理部(総じて管理本部)があるのはそういう意味合いです。
しかし、経営戦略にしても経営管理にしても、オペレーションレベルで管理する部隊がなければそれは意味を成しません。
いわゆる運営管理する部隊、具体的には①生産管理、②店舗販売管理などです。
さらに今度は、運営管理部隊だけでは、会社は成り立ちません。
会社の中には、財務・会計を担い、原価管理や仕入高予算や値入などを管理しなくてはなりません。
人財の視点では、総務人事、労務管理が必要です。
また経営情報システムとして、
①戦略情報システム・・・経営戦略上の意思決定を支援する
②生産情報システム・・・運営面において生産管理を支援する
③販売、流通情報システム・・・店舗などの施設を支援する
など影ながら支援する機能が必要です。
企業(会社)とは複雑で、上記の機能別組織が一体となって、
①外部環境分析・・・外部環境と内部資源の分析、いわゆるマクロとミクロの環境分析
②内部環境分析・・・自社内の資源(リソース)保有の分析
③中小規模の企業(会社)であれば、中小企業政策、中小企業経営の情報
④法律を前提とした経営法務
という前提条件をさらに付加しなければなりません。
要は経営戦略とは、企業の行動方針であり、成長させるための「一連の枠組み」です。
企業(会社)は、
1.何らかの商製品やサービスという「財」を提供します。
2.一方で営利性を追求します。
そこには必ず、社会的責任として①社会性、②公益性、③公共性が求められます。
中小規模のフードビジネスにおて、会社の利潤は誰のものか。
創業者である全財産を投げ売ったオーナーのものと言えばそこまでですが、現代企業(会社)の本質は、
1.企業(会社)は、社会的システムを担う一機関
2.企業(会社)は、ゴーイング・コンサーン(永続事業体)として、ステークホルダーの為に存在する
3.企業(会社)は、営利目的として最適利潤を追求し、それは将来の為の費用
である事を忘れてはならないですし、社会的責任の上に成り立っています。