福岡市でフードビジネスに参入する場合⑭-接触頻度
では、「福岡市で開業予定のパン屋さん」がホームページ(以下HP)を作ったとします。
しかし、いくら立派なHPを作っても、誰にも訪問されなければ、存在していないのと同じです。
誰も通らない地盤の悪い路地裏にお店を作っているのと同じ例えです。
仮に、そのパン屋さんが「NPC」という屋号のお店だとします。
「口コミ」で聞いた「NPC」というパン屋さんならば、「NPC パン屋」や「NPC 福岡市」と検索すればヒットするでしょう。
それは「NPC」という固有名詞で、その屋号を知らなければ、検索に引っかからない裏返しと言えます。
しかし、「NPC」という屋号を知らなくても、折角作ったあなたのHPに訪問してもらわなければなりません。
前回、HPは「心臓部」であるが、「飛び道具」ではないと述べました。
HPはネット上の「心臓部」、受け皿であって、自ら情報を発信することはありません。(新着ニュースは別ですが)
では「飛び道具」とは何でしょうか?
飛び道具は端的に言うと、ブログであり、SNS(ソーシャル・メディア・サービス)です。
ここからは、ややテクニック論の領域に入りますが、私はWEB集客専門のコンサルタントではありません。
SEO対策やSNSの作り込みなどは、申し訳ありませんが別のコンテンツを検索されて下さい。
既にあなたのパン屋さんの「コンセプト」から表現すべき「魅力あるコンテンツ」は決まっていますので、後はターゲティングしているお客様(ここでは見込み客)をいかに、「注意、関心」させるかです(AIDMAモデル)
今は、「開業前」ですから「来店後の口コミ」はありません。
いかに、新たに出店する「場所」でターゲティングする見込み客に、情報を徹底的に擦り込むしかありません。
見込み客に対して情報を擦り込むとは、見込み客との「接触」の機会を持つことです。
それは、「接触頻度」を深めるということです。
「接触頻度」とは、どれだけ小まめにコミュニケーションできるかということに同義です。
心理学の世界では、「接触頻度」が高ければ高いほど、関係性が深まることが実証されています。
その役割を担うのが「飛び道具」です。
HPに訪問してもらうために、いかにブログやSNSを有効活用し、一人でも多くの見込み客に「注意・関心」を与えること「接触頻度を高める」ことが、開業前の「時間」を有効に使い作業の一つです。
中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営において、既に「飛び道具」をうまく活用して、お客様と「接触」していれば良いのですが、使ってはいるもののちぐはぐな利用方法をよく見かけます。
特に正しい使い方はないのでしょうが、あくまで飲食店が使う「商用」がテーマで、スタート時点でその入口をしっかり把握しておかなければなりません。
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【前回記事】
※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。
【新着情報】2016年12月1日