「戦略MAP」を考えるベースの手順

「戦略MAP」を考える思考回路(手順)とは、

1.自社の従来の戦略パラダイムは何だったのかを再確認すること

2.新しい事業環境はどのようなものなのかを検討すること

自社だけでのターゲット(顧客)ではなく、広く市場の変化を理解し、一般的認識や常識にとらわれないこと

 

3.現在の組織の財務体質、組織運営の問題を理解すること

 

4.顧客や市場に何を訴求していくのかを検討すること

①自社のポジショニング

②提供する価値

③成功のシナリオ、シナリオとはステップ、まず何からやるのか、そして、次はなにか、一の矢 ⇒ 二の矢 ⇒ 三の矢 ・・・と、言い換えるとマーケティングプランとなります

 

5.その価値を提供していくためのオペレーションシステムをどうするのか、何を改善する必要があるのかを検討すること

ここで重要なことは、

①会社としてやることは何か

②現場の創意工夫にゆだねることは何か

を必ず切り分けることです

 

6.その戦略、マーケティングプランを遂行するための人財をどのように動機付けるのかを検討すること

①現在の動機付け施策としてどのようなものがあるのか、それは有効なのか

②他社でやっているもので当社で取り入れられるものはあるのか

③人財の卓越性は確保できているのか

 

戦略MAPとは戦略シナリオと同義です。

戦略の道筋を考えることがMAP創り、シナリオ創りです。

さらにこの後、この道筋に因果関係があるかの検証が必要になってきます。

 

まずはこの「戦略MAP」はバランス・スコアカードの4つの視点をベースに成り立つことの理解が必要です。

①財務の視点・・・3項

②顧客の視点・・・4項

③業務の視点・・・5項

④学習の視点・・・6項

この①~④のBSC(バランス・スコアカード)の4つの視点に、1・2項の経営理念や創業の精神(パラダイム)と市場の変化の確認を付加したものが戦略MAPになります。

このMAPを「共に創り」「共に実行し」「共に成果をあげる」ことが「共創戦略MAP」の実行支援プロジェクト「共創戦略研究所」です。