福岡市でフードビジネスに参入する場合⑳-時は金なり

「商用」でのブログやSNSの活用に関する記事を書いていますので、少し気になる点を先に。

やや面識のある経営者の方が、ほぼ毎日Facebookに投稿記事を上げているのですが、非常に長い文章で内容的にも、ブログに近い記事を書き綴っています。

そのせいか、その内容は別にしてテーマに即するように、WEB上の画像を多々転用されています。

(法律的には、「転用」という言葉はなく、「引用」や「転載」と言うのらしいのですが)

 

私も、過去個人ブログなどを始めた当初、記事に関連する画像をWEB上から適当に引っ張ってきて良いものと勘違いしていました。

Googleなどの画像検索を使えば、簡単に関連する画像が山のように表示されます。

その中から気に入った画像を勝手に貼り付ける、これは「NG」なのです。

画像一つでも著作権があり、無断で転用することは許されません。

 

では、どんな画像が「OK」かと言えば、

① 当然、自分に著作権のある画像

② もう一つは、ロイヤリティフリーの画像(写真AC、足成など) です。

「商用」をテーマにしているので、画像掲載にはくれぐれもご注意してください。

 

さて、「福岡市で開業予定のパン屋さん」を題材にしたNPCコラムで、飲食業の「商用」における「ソーシャルメディア」の活用の留意点の3つ目は、一定の時間投資が必要なことです。

第⑥回の「考える時間」でも述べたように、フードビジネスに限らず、開業後(起業後)の貴重な経営資源は「時間」です。

独立開業した瞬間から「考える時間」がなくなります。

開業してしまうと、否が応でも開業前に考えていたこととは別次元のことで頭がいっぱいになります。

だからこそ、開業前に特に集客や販促に関してはきっちり準備しておかなければなりません。

a0150_000093

Facebook、Twitter、Instagramなどは、本来「その場で起きたこと、感じたことなど」の情報発信で、投稿やつぶやきがされますので時間を有するものではありません。

しかし、ブログの運用に関しては、ある一定の時間がかかります。

お金ではなく「時間」を使う集客方法ですから、一定の「時間投資」はどうしても必要です。

しかも、「時間」は無制限ではありません。

したがって、特に「ブログ」でホームページ(以下HP)に流入するために、HPのコンテンツに沿った記事を書くのは比較的に時間の余裕がある「開業前」とこだわるのはその為です。

しかも、それは「できるだけ早く」です。

 

中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営でも、ブログやSNSを「商用」に使っている人は急速に増えましたが、明確に集客目的で「開業前」に手付している飲食業はあまり多くありません。

それは、集客としての活用が出来ていないのではなく、やり方を間違っているのです。

経営学では「先行者利益(先発優位)」という言葉がある通り、早く始めておいたほうが、競合他社のパン屋さんより優位に立てると思いますが。

 

【関連記事】

福岡市でフードビジネスに参入する場合①-HP

福岡市でフードビジネスに参入する場合⑥-考える時間

【前回記事】

コンサルティングもフードビジネスも「専門性」が命綱

※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。