福岡市でフードビジネスに参入する場合③-コンテンツ

福岡市・北九州市の中小規模のフードビジネスや個人の飲食店経営のおいて、起業前にしておくべきこと(MUST)を、仮の例として、「福岡市で開業予定のパン屋さん」を設定したコラムの続きです。

一般的な開業準備ではなく、事業をより発展させるために不可欠なことが2つありました。

1.自店のホームページ(以下HP)を創ること

2.WEBによる集客の仕組みを創ること

でした。

繰り返しますが、私は、HP制作会社でも、WEB集客の専門家(コンサルタント)でもありません。

ここではなぜ必要かという考え方であり、決して技術的なテクニック論やデザインではありません。

 

1.のHP制作は、「コンテンツ」を充実させた構成にすることでした。

「魅力あるコンテンツ」は、自身でしか決してできず、このコンテンツができないようでは屋台骨の「事業コンセプト」がぼやけている証拠だからです。

一番わかりやすい「事業コンセプト」とは、

①何を、②どこで、③誰に、です。

①何を・・・・・商品ですから、「パン」です。

②どこで・・・・エリアは福岡市ですが、どんな立地でしょうか?

③誰に・・・・・近隣の住民では答えになっておらず、規模や属性です。

そして、④どうする、を付加すれば、

④どうする・・・オリジナリティですが、オリジナリティはどうしますか?

となります。

これは更に深堀りし、「6W2Hで考える」という拡がりをみせていきますが、ここでは割愛します。

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開業前のHP制作が大切なのは、開業後の「集客」という不可欠要素だけではなく、このパン屋さんの「事業コンセプト」が明確でなければ成功しないからです。

HP制作は業者がデザインし、レイアウトし、きっと見栄えの良いものが出来き、確認・納得すれば済みます。

しかし、「事業コンセプト」を分解して、「魅力あるコンテンツ」で表現するのが本来のHP制作の意義です。

 

さらに、「ターゲットを細分化して絞り込み、専門分野でポジションを確立する」こと、一点集中突破型でなければなりません。

新規に参入するフードビジネス(飲食店・物販)なのですから、私同様、「弱者の戦略」をとらなければなりません。

それは、一点集中突破型戦略でなければ、その他大勢「パン屋さん」の中に埋もれ、結果消えていくだけです。

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一点集中突破型事業骨子8項目をまずは、より具体的に書き出してみてください。

①商品・・・どんなパンですか?

②地域・・・福岡市の何区のどこですか?

③客層・・・その地域からどんな客層をターゲットにしますか?

④営業・・・どんな形態で運営しますか?

⑤顧客・・・顧客をどうやって囲い込みますか?

※⑥組織、⑦財務、⑧稼働は事業計画に不可欠なのでHP記載の有無ではありません。

 

HP制作とは「魅力あるコンテンツ」創りが大切で、一般的なホーム、商品、こだわり、新着ニュース、イベント、地図、会社概要、サイトマップなどのレイアウトではありません。

レイアウトに①~⑤をどう表現するかです。

「事業コンセプト」がしっかりしていれば、「お客様との関係性」が必ず築けます。

 

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福岡市でフードビジネスに参入する場合①-HP

【前回記事】

フードの現場のやりがい感から生まれるものは

※「共創戦略研究所」とは、NPCが福岡市で運営するプロジェクト支援事業で、NPCとはネクスト・プラクティス・コンサルティングの略です。